注目の論文
小児白血病の遺伝的危険因子
Nature Genetics
2009年8月17日
Genetic risk factors for childhood leukemia
小児急性リンパ芽球性白血病に関連する、複数の比較的高頻度の遺伝的多型が同定されたことを報告する論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。
急性リンパ芽球性白血病(ALL)とは、白血球のがんの一種で、治療がなされないと患者は死ぬ。小児も成人も、この種のがんにかかることがあるが、症例数は、小児のほうが成人よりも多い。
聖ジュード小児研究病院(米国テネシー州メンフィス)のM Rellingらは、ALLの小児患者(約400人)のゲノムを解析し、ALLに関連するARIDB5とIKZF1遺伝子の比較的高頻度の多型を複数同定した。また、がん研究所(英国サリー州サットン)のR Houlstonらは、これとは独立したALLの小児患者コホート(約1,000人)を調べ、ARIDB5、IKZF1両遺伝子とALLの関連を見いだした。
この2つの遺伝子には、B細胞の分化に関与するタンパク質がコードされている。ALLにかかると影響を受けることの最も多いタイプの白血球がB細胞なのである。
doi: 10.1038/ng.432
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