注目の論文
免疫抑制細胞:味方、それとも敵?
Nature Immunology
2009年7月27日
Suppressor immune cells: friends or foes?
制御性T(Treg)細胞は、マウスとヒトの深刻な自己免疫反応を防ぐのに不可欠だが、自己免疫を悪化させる炎症性T細胞に変化する場合もあることがわかった。この発見によって、自己免疫疾患を促進する免疫細胞の種類が、また1つ増えた。
Treg細胞の発生と機能には、細胞内タンパク質Foxp3が不可欠である。J Bluestoneたちは、特に自己免疫攻撃を受けて炎症を起こした組織で、Treg細胞がFoxp3を発現しなくなる場合があることを明らかにした。
生じた「exFoxp3」細胞が炎症促進性メディエーターを放出し、自己免疫性の1型糖尿病の引き金になる可能性がある。
doi: 10.1038/ni.1774
注目の論文
-
10月31日
古生物学:アンモライト宝石が鮮やかな色を得る仕組みScientific Reports
-
10月31日
古生物学:小さなティラノサウルスの謎Nature
-
10月30日
生物学:新しい抗毒素が蛇咬傷から守るNature
-
10月30日
細胞生物学:ホッキョククジラの長寿の謎が解明されるNature
-
10月28日
生態学:人間の移動はすべての陸上動物を上回っているNature Ecology & Evolution
-
10月28日
健康:女性は運動によってより大きな心臓の健康効果を得られるかもしれないNature Cardiovascular Research
