注目の論文
C型肝炎感染に必要な新しい因子
Nature Medicine
2010年10月11日
New factor required for hepatitis C infection
脂質代謝に重要な酵素DGAT1が、C型肝炎の感染に必要であり、抗ウイルス治療の新しい標的になる可能性があることが明らかになった。
C型肝炎ウイルス(HCV)感染者は1億6000万人を超え、多くの場合、感染が重い肝臓病につながる。C型肝炎は、肝細胞での脂質代謝と密接に関連している。
M Ottたちは、HCV感染に重要な宿主側の因子として、脂質合成酵素DGAT1を同定した。DGAT1はウイルスに結合し、これがウイルスをヒト細胞の脂肪滴へと運ぶのに必要である。DGAT1の活性を阻害するとウイルスの生産が強く阻害されることから、DGAT1が治療標的になる可能性が示唆される。
doi: 10.1038/nm.2238
注目の論文
-
9月12日
環境:アマゾン先住民の領域が人間の健康に恩恵をもたらすCommunications Earth & Environment
-
9月12日
動物学:タコはあらゆる作業に最適な腕を前面に出すScientific Reports
-
9月11日
古生物学:トカゲのような生物の起源をさらに遡るNature
-
9月11日
環境:2023年のカナダ山火事の長期的な影響を評価するNature
-
9月10日
健康:大麻の使用は女性の生殖能力に影響を与えるかもしれないNature Communications
-
9月9日
気候変動:気温の上昇が添加糖の消費量の増加と関連しているNature Climate Change