注目の論文
脳損傷とアルツハイマー病の関連性
Nature Medicine
2009年3月16日
A brain trauma?Alzheimer’s disease connection
アルツハイマー病に関係する2種類の酵素が、外傷性脳損傷にもかかわっている可能性があるという。
βアミロイドペプチドはアルツハイマー病の病変に特徴的にみられるが、ヒトの外傷性脳損傷の後にも、これが急激に蓄積する。M Burnsたちは、βアミロイドの生成に必要な酵素、βセクレターゼとγセクレターゼのどちらか一方を阻害すると、実験的に脳損傷を負わせたマウスで、運動と行動の異常が軽減され、ニューロンの減少が抑えられた。
この2種類のセクレターゼは、アルツハイマー病と闘うために盛んに研究されているが、外傷性脳損傷の治療の標的としても有望かもしれない。
doi: 10.1038/nm.1940
注目の論文
-
12月18日
遺伝学:ヒト染色体構造の地図Nature
-
12月17日
遺伝学:古代アンデス人は失われたラクダ科動物の系統を狩猟し、飼育していたNature Communications
-
12月12日
音楽:1973年以降、人気楽曲の歌詞はよりネガティブになっているScientific Reports
-
12月12日
海洋生態学:シャチはイルカを追跡してサケを狩るScientific Reports
-
12月11日
考古学:意図的な火起こしの初期の証拠Nature
-
12月11日
医学:断食がマウスにおける乳がんのホルモン療法への反応改善と関連するNature
