注目の論文
【進化】実験室での共食い
Nature Communications
2013年5月1日
Evolution: Cannibals in the lab
実験室条件下でのショウジョウバエ幼虫の捕食性共食いを示す証拠が得られたことを報告する論文が、今週掲載される。通常は肉食種でないショウジョウバエに見られる共食い行動が、栄養不良の条件下での生き残りに寄与している可能性のあることが、この論文に示されている。
今回、Roshan Vijendravarmaたちは、混雑した実験室条件下で、ショウジョウバエの若齢幼虫に共食い行動が見られること、すなわち蛹化の準備に入っている高齢幼虫を定期的に攻撃し、食べていることを明らかにした。襲撃された犠牲者が発する匂いによって、もっと多くの襲撃者が襲撃現場へ誘引されるため、この共食いは集団行動になっている。また、Vijendravarmaたちは、共食いによって、幼虫の口器が可塑性をもつようになり、百世代にわたって栄養不良状態下に維持された個体群が進化して、共食い種としての効率を高めたことを示す証拠も示している。
doi: 10.1038/ncomms2744
注目の論文
-
10月9日
気候:ヒマラヤで洪水にさらされる人口を推計Scientific Reports
-
10月8日
環境:オーストラリアの植民地化が山火事の激化に寄与した可能性Nature
-
10月8日
進化:カモノハシに似た古代の哺乳類近縁種Nature
-
10月6日
健康:痛みの増加は55歳未満で最も急激Nature Medicine
-
10月1日
生態学:蝶の翅の模様が捕食者を惑わせるNature
-
9月30日
古生物学:中国で発見された新しい羽毛恐竜Nature Communications
