注目の論文
【医学研究】背中をサポートする前駆細胞
Nature Communications
2012年12月12日
Medical research: Progenitor cells provide back support
髄核(椎間板の中心部にあるゼリー状物質)に含まれる前駆細胞のうちの特定の一部が減少することが、老化と椎間板の変性に関連していることを報告する論文が、今週、掲載される。この新知見は、髄核と椎間板を完全に保つ機構に関する新たな手がかりとなっている。
老化過程において、椎間板の機能的能力が変化し、椎間板に含まれる細胞が細胞老化状態に入る。細胞老化とは、哺乳類細胞の寿命を制限し、細胞増殖を妨害する増殖停止プログラムのことだ。今回、東海大学の酒井大輔(さかい・だいすけ)たちは、その原因が前駆細胞の機能不全だとする仮説を立てた。そして、酒井たちは、この仮説が正しいことを確認するために、マウスとヒトの髄核試料を調べて、老化と変性によって減少する前駆細胞のサブセットを同定した。さらに、酒井たちは、ヒト前駆細胞を免疫不全マウスに移植したところ、マウスのさまざまな組織において、細胞の自己複製活性が観察された。
doi: 10.1038/ncomms2226
注目の論文
-
10月27日
生態学:海での生活に適応した装甲を持つ両生類Nature Ecology & Evolution
-
10月23日
天文学:ゴッホの『星月夜』、7月の夜空に着想かScientific Reports
-
10月22日
生態学:沿岸保護における塩性湿地の役割Nature
-
10月16日
考古学:シャニダール洞窟のネアンデルタール人遺骸に致命的な槍傷の可能性Scientific Reports
-
10月16日
気候変動:造礁サンゴ種のほぼ半数で相対的な絶滅リスクが高いNature
-
10月15日
古生物学:飛べなかったジュラ紀の鳥が初期の生態的多様性を明らかにするNature
