注目の論文
神経膠芽腫に由来する血液中の微小胞の分類
Nature Medicine
2012年11月12日
Glioblastoma microvesicles typing in blood
神経膠芽腫から放出される血液中の微小胞を同定することによって、治療に対する腫瘍の反応を監視する技術の報告が寄せられている。
Ralph Weisslederたちが開発したのは、微小流体チップを使って微小胞(主としてエキソソーム)内のタンパク質を高感度で鑑定する方法である。この方法では、標識するのにナノ粒子を、検出には小型化した核磁気共鳴装置を利用する。Weisslederたちは、この方法によって腫瘍由来の微小胞と正常細胞由来の微小胞が区別できることを、培養神経膠芽腫細胞と神経膠芽腫患者由来の血液を用いて明らかにした。
この方法は、治療の効果の継続的観察や、原発腫瘍の変異、治療によって誘発された腫瘍細胞の変異を調べるのに利用できる可能性がある。
doi: 10.1038/nm.2994
注目の論文
-
12月12日
音楽:1973年以降、人気楽曲の歌詞はよりネガティブになっているScientific Reports
-
12月12日
海洋生態学:シャチはイルカを追跡してサケを狩るScientific Reports
-
12月11日
考古学:意図的な火起こしの初期の証拠Nature
-
12月11日
医学:断食がマウスにおける乳がんのホルモン療法への反応改善と関連するNature
-
12月11日
遺伝学:14の精神疾患に共通する遺伝的シグナルNature
-
12月10日
ロボット工学:共有制御によりバイオニックハンドの器用さが向上Nature Communications
