注目の論文
COPDの表現型の画像化
Nature Medicine
2012年10月8日
Imaging COPD phenotypes
慢性閉塞性肺疾患(COPD)のサブタイプを見分ける画像化技術の報告が寄せられている。この方法を使えば、より正確な診断が可能になるので、個々の患者に合わせて肺の損傷を的確にねらった治療を行うのに役立つだろう。
COPDは、肺の末梢気道が狭くなって気流が制限される病気で、完全に元には戻らない。COPDは、肺組織の破壊や肺気腫、その他の気道の機能性疾患によって起こる。
Brian Rossたちは、末梢気道の病変のタイプを見分けるのに役立つ画像バイオマーカーを開発した。従来の生理学的肺機能検査では、この識別はできなかった。Rossたちが作成したコンピューター断層撮影(CT)に基づく画像化バイオマーカーでは、肺機能の局所的変動の吸気CT画像とkokiCT画像とを比較することにより、COPDの重症度、表現型が識別でき、病変の位置が特定できる。
doi: 10.1038/nm.2971
注目の論文
-
4月25日
動物学:雌のボノボは団結し、雄に対して優位性を発揮するCommunications Biology
-
4月24日
人類学:カルタゴとフェニキアの間に家族的なつながりはほとんどないNature
-
4月22日
健康:高血圧の治療は認知症リスクを低減するかもしれないNature Medicine
-
4月17日
神経学:パーキンソン病に対する幹細胞治療の安全性を臨床試験によって実証Nature
-
4月15日
生体医工学:視覚障害者の移動を支援するウェアラブルAIシステムNature Machine Intelligence
-
4月15日
健康:テクノロジーの活用が高齢期の認知機能低下リスクを軽減するかもしれないNature Human Behaviour