注目の論文
肺の炎症を抑制
Nature Immunology
2012年6月4日
Dampening lung inflammation
サイトカインIL-33の炎症作用を制御しているしくみを説明する報告が寄せられている。IL-33は、喘息のような肺の炎症性疾患に重要な役割を果たしているので、この経路を調節するしくみが解明されれば、肺の炎症状態を和らげる方法に結びつくかもしれない。
IL-33の作用はすべて、受容体ST2Lを介して働くので、Yutong Zhaoたちは、この相互作用がどのように調節されているのかを調べた。そして、ST2Lに直接結合してその分解を引き起こすことによってIL-33の炎症作用を弱める、FBXL19とよばれる細胞内分子を同定した。FBXL19を失うと、肺の炎症症状が悪化するが、この分子が過剰にあると炎症が抑制される。ST2Lは広範に発現しているため、著者たちは、FBXL19がIL-33の炎症促進作用の制御に幅広くかかわっている可能性があると結論づけている。
doi: 10.1038/ni.2341
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