注目の論文
今見た記憶
Nature Neuroscience
2012年1月30日
Remembrance of things past
Nature Neuroscience(電子版)の論文によると、脳の領域どうしの同期活動は、ものごとの視覚的記憶を短期間保つためのカギであるらしい。 G Rainerらは、サルの脳の後部にある視覚野と前面にある前頭前野の電気的活動を記録した。その間、サルにある特定の形を見せて記憶させ、別にいくつかの 形を見せてその中から自分の記憶と一致する形を示させた。 Rainerらは、動物が目で見た形を覚えようとしているとき、脳ではシータ帯とよばれるある特定の周波数域で生じる振動活動の同期が高まることを見いだした。さらに、この同期が高まるほど動物が形を覚える正確性が増すようだった。
doi: 10.1038/nn.3038
注目の論文
-
4月23日
心理学:画像の特徴は時間の経過の感じ方に影響を及ぼす可能性があるNature Human Behaviour
-
4月19日
古生物学:インドで発見された化石は新属新種の古代の大蛇だったScientific Reports
-
4月18日
生体力学:昆虫の翅のヒンジは筋肉によって制御されているNature
-
4月18日
生物学:闘争・逃走系の起源Nature
-
4月17日
材料:接着剤が海洋性軟体動物種の追跡に役立つNature Communications
-
4月16日
医学研究:一部の患者では、抗体がパーキンソン病の運動機能症状の進行を遅らせる可能性があるNature Medicine