注目の論文
喘息に関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2011年8月1日
Variants associated with asthma
このほど、2つの独立した研究によって、喘息に関連する遺伝的多型が新たに4つ同定された。この研究成果を報告する2編の論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。
喘息は、喘鳴の発作や呼吸困難、咳、胸部圧迫感を特徴とする慢性炎症性疾患で、現在、全世界に3億人以上の患者がいる。
D Torgersonたちは、さまざまな民族の被験者(合計18,065人)を対象とした解析を行い、PYHIN1遺伝子において、喘息に関連する新たな座位を同定した。この関連は、アフリカ系の被験者に特異的だった。
一方、理化学研究所の玉利真由美たちは、日本人の喘息患者7,171人について解析を行い、この集団において3つの喘息感受性座位を同定した。
doi: 10.1038/ng.888
注目の論文
-
4月25日
動物学:雌のボノボは団結し、雄に対して優位性を発揮するCommunications Biology
-
4月24日
人類学:カルタゴとフェニキアの間に家族的なつながりはほとんどないNature
-
4月22日
健康:高血圧の治療は認知症リスクを低減するかもしれないNature Medicine
-
4月17日
神経学:パーキンソン病に対する幹細胞治療の安全性を臨床試験によって実証Nature
-
4月15日
生体医工学:視覚障害者の移動を支援するウェアラブルAIシステムNature Machine Intelligence
-
4月15日
健康:テクノロジーの活用が高齢期の認知機能低下リスクを軽減するかもしれないNature Human Behaviour