注目の論文
喘息に関連する遺伝的多型
Nature Genetics
2011年8月1日
Variants associated with asthma
このほど、2つの独立した研究によって、喘息に関連する遺伝的多型が新たに4つ同定された。この研究成果を報告する2編の論文が、Nature Genetics(電子版)に掲載される。
喘息は、喘鳴の発作や呼吸困難、咳、胸部圧迫感を特徴とする慢性炎症性疾患で、現在、全世界に3億人以上の患者がいる。
D Torgersonたちは、さまざまな民族の被験者(合計18,065人)を対象とした解析を行い、PYHIN1遺伝子において、喘息に関連する新たな座位を同定した。この関連は、アフリカ系の被験者に特異的だった。
一方、理化学研究所の玉利真由美たちは、日本人の喘息患者7,171人について解析を行い、この集団において3つの喘息感受性座位を同定した。
doi: 10.1038/ng.888
注目の論文
-
6月25日
ゲノミクス:古代 DNA がカルパチア盆地の多様なコミュニティー組織を明らかにするNature Communications
-
6月24日
化学:細菌がプラスチック廃棄物を鎮痛剤に変換Nature Chemistry
-
6月19日
人類の進化:アフリカからの移動に先立つ、人間の生息域の大幅な拡大Nature
-
6月19日
気候変動:気候変動が作物生産に与える影響を評価するNature
-
6月19日
動物行動学:蛾の航行は星空に導かれているNature
-
6月17日
都市:人工光が都市部の生育期を延長させているNature Cities