注目の論文
【心理学】酸っぱい味が危険な行動を助長するのかもしれない
Scientific Reports
2018年6月8日
Psychology: Sour tastes may encourage risky behaviour
酸味には、危険を冒す行動を助長する可能性が秘められているという初めての研究結果を報告する論文が、今週掲載される。
今回、Chi Thanh Viたちの研究グループは、ギャンブル課題を用いて、5つの基本的な味と危険を冒す行動との関係を調べた。今回の研究では、英国での参加者70人(女性46人と男性24人、平均年齢25歳)とベトナムでの参加者71人(女性45人と男性26人、平均年齢20歳)が、甘味、酸味、苦味、塩味、うま味のいずれかの味の液体を飲んでからパソコン上でギャンブル課題に取り組んだ。この課題は、参加者がエアーポンプで風船を膨らませて報酬を得るというコンピューターゲームで、風船が大きくなるにつれて金銭的報酬が増加するようになっている。実際に報酬を得るためには、風船が爆発する前に空気の注入を止めて「清算」しなければならない。危険を冒す行動かどうかは、参加者がエアーポンプをクリックした回数に基づいて判定された。ゲームの前に酸っぱい味の液体を飲んだ参加者のクリック数は平均で40回であったのに対し、その他の味の液体を飲んだ参加者では平均で20~30回だった。
Viたちは、酸味を抑えた食事または酸味の強い食事が危険を冒す行動に影響を及ぼすのかどうかを判断するには、さらなる研究が必要だという考えを示している。
doi: 10.1038/s41598-018-26164-3
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