注目の論文
恐怖の普遍化
Nature Neuroscience
2011年5月9日
Generalizing fear
今回の報告によると、特徴のない音が不愉快な結果と結びつくと、類似した音との聞き分けが困難になる可能性がある。この発見は、外傷後ストレス障害の患者が、過去に受けた不快な結果を連想させる刺激に類似しているが無害な刺激に対してもしばしば反射的に反応する根拠として考え得る1つの可能性を示唆している。Rony Pazらは被験者に特定の周波数の音をある匂いと組み合わせて聞かせた。好ましい匂いのとき、被験者はその音を別の類似した音とうまく識別できた。しかし、不快な匂いと組み合わせた音では、類似音との識別がうまくいかなかった。この効果は、音と組み合わせる対象を匂いでなく他の音にしても、 訓練の翌日まで持続することが認められた。
doi: 10.1038/nn.2802
注目の論文
-
4月24日
遺伝学:鳥の歌のリズムを調べるNature Communications
-
4月23日
心理学:画像の特徴は時間の経過の感じ方に影響を及ぼす可能性があるNature Human Behaviour
-
4月19日
古生物学:インドで発見された化石は新属新種の古代の大蛇だったScientific Reports
-
4月18日
生体力学:昆虫の翅のヒンジは筋肉によって制御されているNature
-
4月18日
生物学:闘争・逃走系の起源Nature
-
4月17日
材料:接着剤が海洋性軟体動物種の追跡に役立つNature Communications