注目の論文
身元詐称
Nature Medicine
2010年11月22日
Identity theft
今週のNature Medicine(電子版)に掲載される論文によれば、血管内部の細胞が幹細胞に変化する可能性があるという。
幹細胞はいくつかの細胞種を生じうる細胞だが、臨床的に役立つかどうかは、まだ疑問がある。D Mediciたちは、血管の内壁由来の細胞が、幹細胞に似た多能性細胞に変化することができ、その仕組みには、ALK2とよばれるタンパク質の働きが必要であることを明らかにした。ALK2は、進行性骨化性線維異形成症患者で変異がみられる。この病気は体の不適切な部位に骨が形成される病気で、特に怪我の後に起こる。
Mediciたちは、血管由来の細胞に活性型のALK2が存在すると、それらの細胞が幹細胞に似た性質をもつようになることを発見した。この幹細胞様細胞は、骨、軟骨、脂肪細胞に変換することが可能で、再生医療に役立つ可能性がある。
doi: 10.1038/nm.2252
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