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南カリフォルニアの低レベル地震活動

Nature Geoscience

2009年11月9日

Low-level seismicity in Southern California

南カリフォルニアのサンジャシント断層は、そこにかかる応力を比較的浅い深さでゆっくりと連続して適応させることができるので、中規模な地震が頻繁に起きる場所であることが報告される。このような振る舞いは、その近くのより地震の少ない南サンアンドレアス断層が、断層の両側が深部まで互いに固着して長期間にわたってひずみを蓄積しているのとは対照的である。

S Wdowinskiは、サンジャシント断層と南サンアンドレアス断層系との地震活動を比較した。Wdowinskiは、サンジャシント断層では上部10 kmのみでひずみを蓄積するのに対して、地殻のより深い部分では頻繁に起きる小地震と連続したクリープによって適応していることを見つけた。ひずみの蓄積量が限られているので、サンジャシント断層は大地震を起こすことはなく、その代わりに頻繁に小規模あるいは中規模な地震を起こす。それとは対照的に、その隣にある南サンアンドレアス断層系は17 kmの脆性的な地殻全体にわたってひずみを蓄積し、より規模の大きい地震でそのひずみを解放するのである。

doi: 10.1038/ngeo684

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