注目の論文
太陽系最古のジルコン
Nature Geoscience
2009年1月26日
The Solar System’s oldest zircon
地球を含む主要な惑星から見つかった中で最も古いジルコン鉱物が、月の表面で見つかった。44億1,700万年前の年代をもつ微小ジルコン結晶は月表面の歴史の中で重要な位置を占めていると、今週号のNature Geoscience onlineの論文が示している。
A Nemchinらは、小さな鉱物粒に含まれる鉛とウラン同位体を測定し、結晶形成年代を決定した。ジルコンはジルコニウムとシリカからなる鉱物で、溶けて加熱された岩石の冷却により形成される。月は一般的に月と火星サイズの小惑星との衝突で形成されたと考えられており、それによって月の表面をマグマのプールで覆ったと考えられている。ジルコンはこの月のマグマオーシャンの90パーセントが固化したときに形成されたと思われるので、この年代はこの程度の固化が月形成後1億年で生じたことを示している。
doi: 10.1038/ngeo417
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