注目の論文
インドネシアの地震危険度
Nature Geoscience
2010年1月18日
Indonesian earthquake risk
2009年9月のインドネシア地震は、その地域で起きるおそれがあり津波を生成するマグニチュードの大きな大地震の脅威を著しく緩和したことにはならない、とNature Geoscience onlineの研究が報告している。断層のこの部分に対する応力は約200年間にわたって蓄積しており、緊急の行動が必要であると示唆している。
J McCloskeyらは、2009年9月にスマトラ島のシベルの近くにあるインドネシアのパダン近郊で起きた、マグニチュード7.6の地震で解放された応力を調べた。彼らは、地震はスマトラ島の海岸に沿ったスンダ大断層帯で2004年の地震津波後の一連の地震で壊れないままとなっていた部分を破壊していなかったことを見いだした。したがって、これまでに予測されていた強い揺れの危険と津波を生成する可能性は、いまだ内在していることになる。
doi: 10.1038/ngeo753
注目の論文
-
12月12日
天文学:Firefly Sparkleが初期の銀河形成に光を当てるNature
-
12月11日
気候変動:世界的な観光産業による二酸化炭素排出量は増加し、不平等であるNature Communications
-
12月10日
Nature's 10:2024年の科学に影響を与えた10人Nature
-
12月5日
気候:GenCastは既存の気象予報を凌駕するNature
-
11月28日
古生物学:糞便の科学捜査が恐竜の台頭を記録するNature
-
11月21日
天文学:近くの恒星を周回する若いトランジット惑星が発見されるNature