注目の論文
広範な火山活動に関連した三畳紀とジュラ紀の植物絶滅
Nature Geoscience
2009年7月14日
Triassic-Jurassic plant extinction related to extensive volcanism
2億年前にヨーロッパで起きた陸上植物の入れ替わりは、大規模な火山活動が引き金となった環境変動により引き起こされた、とNature Geoscience(電子版)に発表される研究が示している。
三畳紀とジュラ紀の境界で起きた大量絶滅は、過去に5回起きた最大の絶滅の1つと考えられているが、特に陸上におけるその原因はよくわかっていなかった。
B van de Schootbruggeらは、岩石コアを用いて現在のドイツとスウェーデン南部における生態系と環境変動を再現した。彼らは、火山活動が増加するにつれて、三畳紀の青々とした森林がより丈夫なシダ、スギナ、コケの群生に置き換わっていったことを見つけた。地球化学分析は、玄武岩溶岩と有機物質の相互作用により生成された有毒化学物質がヨーロッパ全体に堆積したことを示している。
Schootbruggeらは、森林の減少は、火山活動で大量に放出された二酸化炭素により引き起こされた気候変動と、このような環境性毒物が組み合わさって起きたと結論している。
doi: 10.1038/ngeo577
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