注目の論文
夏季の水銀発生源
Nature Geoscience
2012年5月21日
Summertime mercury source

極付近の河川は大量の水銀を夏季に北極海に運んでいると、今週号のNature Geoscience onlineに発表された研究が示している。研究者等は北極海に加わった水銀は、気候が原因となった河川の流れと永久凍土層の変化に極度に敏感となり得ると示唆している。
北極海の水銀濃度は夏の間に最大となり、海洋由来の食品に大きく依存している現地の人々の健康に懸念をもたらしている。Jenny Fisher等は全球モデルを用いて北極海の夏季に水銀をもたらす原因を特定した。彼らのシミュレーションによると、極付近の河川は大量の水銀を夏季に北極海に供給し、年間を通しても主要な水銀供給源となっている。
doi: 10.1038/ngeo1478
注目の論文
-
1月22日
古生物学:古代の海底に巨大な海生蠕形動物が定住していたことが示す巣穴の化石Scientific Reports
-
1月21日
気候変動:湖沼熱波は21世紀末まで勢いを増す可能性が高いNature
-
1月15日
環境:海草藻場が海洋プラスチックの除去を促進するかもしれないScientific Reports
-
1月15日
惑星科学:水星の収縮の規模はこれまでの推定より小さいのかもしれないCommunications Earth&Environment
-
1月13日
環境:北極域にはポリエステル繊維が広く分布しているNature Communications
-
12月23日
惑星科学:月のクレーターが新たに10万個以上突き止められたNature Communications