注目の論文
改善された地震危険度地図の必要性
Nature Geoscience
2011年5月23日
Better earthquake risk maps needed
過去120年間に地震による死亡率が最も高かったのは、地震動が必ずしも予想されていなかった大陸の内部であった。したがって、既知の地震帯から離れた場所の断層と地震危険度を位置付けるために、協力して努力することが必要であるというCommentaryが、Nature Geoscience (電子版)に掲載される。Philip EnglandとJames Jacksonは過去120年間に1,000人以上の死者が出た130個の地震の位置を分類した。プレート境界上のよく知られた地震帯で起きた地震では死者は約80万人であるのに対し、大陸内部の地震があまり予想されていなかった所の死者は、およそ140万人であった。さらに、強い揺れにさらされた人々の死亡率は大陸内部の方が顕著に高かった。著者らは、ユーラシア大陸をまたいで広がっているアルプス-ヒマラヤ地域などの大陸内部における地震危険度図を作ることに科学的な優先度を置くべきと催促しており、その結果、危険にさらされている社会が災害からの復興を改善するためにその資源をどこに集中すべきか、情報に基づいた決断をすることができるとしている。
doi: 10.1038/ngeo1168
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