注目の論文
パタゴニア氷河から得られた加速する海面上昇
Nature Geoscience
2011年4月4日
Accelerating sea-level rise from Patagonian glaciers
パタゴニア氷原の融解速度は20世紀にはその前の数世紀よりも顕著に大きかったとの報告がNature Geoscience(電子版)に寄せられている。 N GlasserとS Harrisonらは、パタゴニア氷原の北部と南部で氷の損失量、すなわち小氷期以降に海洋に流入した融解水の量を見積もった。氷河の広がりは北部では 1870年に、また南部では1650年に最大となった。彼らは、この最大値が起こった後では、北部と南部の氷原はそれぞれ年間1000分の数ミリ程度の海面上昇に寄与しているだけであることを見つけた。 この長期にわたる海面上昇の見積もりは、過去50年間に対する見積もりよりも1桁小さいものであり、融解速度は20世紀になって大きく増加したことを示唆している。
doi: 10.1038/ngeo1122
注目の論文
-
10月9日
気候:ヒマラヤで洪水にさらされる人口を推計Scientific Reports
-
10月8日
環境:オーストラリアの植民地化が山火事の激化に寄与した可能性Nature
-
10月6日
天文学:赤色矮星と白色矮星が、それぞれの周囲を公転する天体を取り込む様子を捉えるNature Astronomy
-
9月29日
生態学:海面上昇が外来海洋生物の拡散を助長するNature Ecology & Evolution
-
9月23日
進化:RNAワールドの時期を絞り込むNature Communications
-
9月16日
考古学:すべての道がローマにつうじるわけではない――ローマ帝国の道路網を探るNature Communications
