注目の論文
人類が火を支配したとき
Nature Geoscience
2008年9月22日
When humans control fire (N&V)
産業革命以来の人間活動は、野火で燃えるバイオマスの量に影響を及ぼしている。Nature Geoscience (電子版)に発表される研究は、バイオマスの燃焼が1750年以降、1870年ごろに急激に減少するまで着実に増加していたことを報告している。
J MarlonとP Bartleinらは、過去200年間に湖に堆積した天然の炭と沼地の泥炭の記録を集めた。その結果、1750年までは、全球のバイオマス燃焼のパターンは気候の変化に忠実に従っていることがわかった。しかしながら、産業革命の時期から燃焼量が増加し始めており、研究者は、人口が増加し開墾と燃焼による農業技術を用い始めたことと関連づけている。その後に減少したことは、防火が進んだことだけでなく、農耕と家畜の放牧が増加したことと関連づけている。1750年以降の変化はその時代に報告されている気候変動とはほとんど一致しておらず、研究チームは人類活動の影響が増大した証拠と考えている。
関連したNews and ViewsでA Scottは、この研究は「火事と気候の関連を理解するために重要な寄与をもたらす」と述べている。
doi: 10.1038/ngeo313
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