Nature ダイジェスト

細胞をつなぐナノチューブ

2017年12月号 (Vol.14 No.12)

細胞から細く長く伸びるワイヤー状の管。サイトネームやトンネルナノチューブと呼ばれるこの管は、離れた細胞に物資を輸送する連絡路であることが分かってきた。当初は「培養皿に付いた傷ではないか」と、存在自体が疑われたが、2015年にがん細胞や細菌もこれを利用して拡散している可能性が示されたことで、注目が集まっている。

今月号の目次

バックナンバー

特別公開記事

Editorial: ヒト胚を用いたゲノム編集研究の倫理性確保

CRISPR–Cas9法を用いたヒト生殖細胞系列のゲノム編集研究の進展により、ヒト胚の研究に対して緊急に必要とされるいくつかの倫理的配慮に光が当たっている。

News: TOOLBOX: 科学者のためのメッセージングアプリ活用法

人気のビジネス用メッセージングアプリ「Slack」は研究室でどのように活用できるだろう。

Japanese Author: FANTOM5データを誰でも活用できる形に

理化学研究所主宰の哺乳類ゲノムの国際研究コンソーシアム、FANTOM。現在の第5期FANTOM5では、500種類以上の細胞(臓器由来含む)ついて、ゲノムから転写されたRNAが網羅的に測定・解析された。FANTOM5データの多くはすでに公開済みだが、データ取得プロセスや試料の品質、データ処理などを詳しく記述した報告は、今回のScientific Data が初めてだ。同時に、FANTOM5などの遺伝子発現データを簡単に検索・閲覧できるウェブツール「RefEx」に関する論文も同誌に報告。公開データの活用を促すこれらの研究に尽力した4人のデータサイエンティストに話を伺った。

その他の特別公開記事

研究に役立つデジタルツール TOOLBOX

「わずかな数のソフトウエアを理解するだけで、研究者の日常生活は効率の良いものになります」。これは、Nature が新コーナー「TOOLBOX」の連載開始を告知した社説の一文です。このコーナーでは、データの解析や可視化、ファイル共有、共同執筆、文献の検索・管理など、仕事の効率化に役立つとコミュニティーで評判のデジタルツールをご紹介します。

文献管理ソフト8選

今や、科学者向けの文献管理ソフトはよりどりみどりだ。その中から代表的な8つを検討した。

活用事例・取り組み

Nature Video を授業の教材として活用されている事例をご紹介いたします。この教材で使用されているビデオの関連記事はNature ダイジェスト に掲載されています。詳しく解説されていますので、教員の皆さまの活用事例としてだけでなく、高校生、大学生、大学院生の皆さまが背景を理解するのにも役立ちます。この教材で背景をつかんだ上でNature ダイジェストをご覧いただきますと、科学をさらに深く楽しんでいただけます。

コウモリを惑わせる見えない壁

Nature ダイジェスト Vol. 14 No. 11 | doi : 10.1038/ndigest.2017.22583

Nature ダイジェスト は、高校の授業や、科学振興プログラムの教材としても取り入れられています。活用の様子や、Nature ダイジェスト の記事を学生目線で語った座談会などをご紹介します。未来の研究者育成のヒントとなるコンテンツを掲載しています。

Nature ダイジェスト 講演レポート「科学はみんなのすぐそばに」

2017年9月30日、東京学芸大学附属高等学校の学校設定科目「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)探究」の外部講師として、Nature ダイジェスト の宇津木光代マネージングエディターが招かれました。

1年を振り返って

各号の中から特に印象深かった記事を紹介します。オンライン版Nature ダイジェスト 購読者の皆様は、全てのHTML記事(2011年〜)にアクセスいただけます。特別公開記事は、購読されていない方でもご覧いただけますが、ご登録(無料)が必要です。

2016年

2015年初夏に熱帯太平洋に出現したエルニーニョ現象は、2016年春には終息したものの、観測史上最強規模にまで発達し、スーパーエルニーニョやゴジラ・エルニーニョと呼ばれました…

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Nature ダイジェスト Online edition: ISSN 2424-0702 Print edition: ISSN 2189-7778

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