Nature ダイジェスト

分子構造の解明に大革命!

2013年6月号 (Vol. 10 No. 6)

例えば酵素分子がどんな形をしているかは、その機能を知る上できわめて重要な情報だ。これまで、そうした分子の形や構造は、ほとんどすべて、X線結晶構造解析という手法で得られてきた。この解析法が、現代科学の多くを築き上げたと言っても過言ではない。しかし、この手法には、試料を結晶化しなければいけないという条件があり、微量だったり結晶化の難しい物質は対象外だった。ところが今回、「結晶スポンジ」という特殊な材料を使って、小さな分子でも少量の試料でも、規則正しく並べてX線構造解析ができることが証明された。日本の化学者が、またまた科学の画期的な1ページを開いたのだ。

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「Nature ダイジェスト」は、今年創刊10周年を迎えました

2004年1月創刊した「Nature ダイジェスト」は、ご愛読いただいている読者のみなさまのおかげで今年10周年を迎えることができました。

「Nature ダイジェスト」では、創刊10周年を記念し、2013年12月までさまざまな企画をご用意しております。ウェブサイトでは、この10年を振り返り、話題になった出来事や面白いニュースなどを紹介いたします。さらに毎月、過去の社説を一部無料で公開していきます。本誌では、研究者の皆様に、研究の道を目指すきっかけとなったエピソードを伺うインタビュー記事を掲載いたします。10周年記念コンテンツをどうぞお楽しみください。

CEOからの挨拶

この10年を振り返って

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特別公開記事

  • ニセの論文誌にだまされるな!

    ニセの論文誌にだまされるな!

    Nature ダイジェスト

    掲載

    実在の論文誌をかたった詐欺事件が起こり、科学者が論文掲載料を巻き上げられた。

  • 古代人でも動脈硬化は珍しくなかった

    古代人でも動脈硬化は珍しくなかった

    Nature ダイジェスト

    掲載

    ミイラのCTスキャン画像の解析研究から、 心疾患の要因は現代風の食生活だけではないことが示唆された。

  • 実験室は、安全な職場ではない

    実験室は、安全な職場ではない

    Nature ダイジェスト

    掲載

    実験室の環境は、研究者自身が思っているほど安全ではないことが、 アンケート調査によって浮き彫りになった。

その他の特別公開記事

著者インタビュー

  • RNA転写を網羅的に解析するCAGE法が、エンコード計画で貢献!

    Piero Carninci

    掲載

    ヒトゲノム計画の完了後に始まった「エンコード」計画。ヒトゲノムのデータ上に、遺伝子や機能の発現に必要なあらゆる領域をマッピングしようという試みだ。9月上旬、そのフェーズ2の一連の成果論文が、Natureなど各誌に公表された。今回の解析のカギとなったのは、理化学研究所オミックス基盤研究領域が開発したCAGE法という手法。CAGE法の産みの親であるピエロ・カルニンチ チームリーダーに話をうかがった。

その他の著者インタビュー

創刊10周年記念特別インタビューTurning Point

  • 素粒子への思いが出会いを呼んだ

    村山 斉

    掲載

    宇宙の成り立ちを探る素粒子物理学者、村山斉氏。2012年には、「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の1人に選ばれた。思ったとおりの勉強ができずに悩んだこともあるという村山氏のターニングポイントは?

その他のTurning Point

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