Nature ハイライト

ゲノミクス: ランの起源

Nature 549, 7672

中国南東部に自生するヤクシマラン属の<i>Apostasia shenzhenica</i>。
中国南東部に自生するヤクシマラン属のApostasia shenzhenica。 | 拡大する

Credit: Zhong-Jian Liu and Li-Jun Chen

顕花植物の約10%を占めるラン科の植物は、形態も生活様式も非常に多様である。ヤクシマラン亜科を構成するヤクシマラン属(Apostasia)は、ラン科の中で最も早い時期に分岐した系統の1つである。今回Z LiuとY Van de Peerたちは、ラン科植物の進化と多様性について調べるため、中国南東部に見られる自家受粉性のランApostasia shenzhenicaのゲノム塩基配列を解読した。彼らはまた、セッコク亜科の2種、ヒメコチョウラン(Phalaenopsis equestris)とキバナノセッコク(Dendrobium catenatum)のより高精度なゲノム塩基配列を明らかにするとともに、他の亜科の代表種のトランスクリプトームの解析結果も報告している。ラン科の全ての亜科を網羅した今回の解析により、ランの起源やゲノムの進化、適応、多様化に関する洞察が得られた。

Letter p.379
doi: 10.1038/nature23897 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2017年9月21日号の Nature ハイライト

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