Nature ハイライト

Cover Story:サイエンスとフィクション:H. G. ウェルズからスター・トレックを経てさらに続く、科学とフィクションの間の親密な関係

Nature 537, 7619

今週号のNatureでは、サイエンス・フィクション(SF)のジャンルに関する特集を組んでおり、巻末のSF短編小説Futuresも拡大版となっている。今年が生誕150周年に当たるH. G. ウェルズは、現在では『タイム・マシン』や『宇宙戦争』、『透明人間』、『月世界旅行』などのSF小説の作家として主に知られており、これらの作品は今もなお現代人の意識の中で特別な位置を占めている。ビクトリア朝文学の専門家でウェルズ研究も行っているSimon Jamesは、ウェルズのSF作品に加えて、教育や歴史、政治など幅広い分野にわたる著作、またNatureへの50件(編集部のカウント)の寄稿について概観している(Books and Arts p.162)。一方、物理学者でありポピュラーサイエンスの著作も多いSidney Perkowitzは、『スタートレック』が50年にわたって大胆奔放なストーリーであり続けたことを十分認めた上で、このシリーズが科学や技術、また社会に与えてきた影響について論じている(Books and Arts p.165)。nature.com/scifispecial

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