Nature ハイライト

エボラウイルス: 現在のエボラ流行株に対する治療

Nature 521, 7552

エボラウイルス(EBOV)を標的とする複数のsiRNAの脂質ナノ粒子への封入体(TKMエボラ)の投与により、非ヒト霊長類を致死量のEBOVへの曝露から防御できることが以前に示されている。また、この治療法は、現在のエボラ出血熱の大流行においてコンパッショネート使用として多数のヒト患者に用いられてきた。今回、T Geisbertたちは、EBOVの現在の流行株に合わせたTKMエボラカクテルを迅速に作製し、非ヒト霊長類では現在の西アフリカEBOV分離株に曝露した3日後にそのTKMエボラカクテルを投与しても完全な防御効果が見られることを示した。ウイルスの塩基配列データが利用可能になれば、新しいウイルスに適合させた新しい薬剤を最短8週間で作り出すことができる。

Letter p.362
doi: 10.1038/nature14442 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2015年5月21日号の Nature ハイライト

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