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構造生物学:アディポネクチン受容体の構造

Nature 520, 7547

アディポネクチンは抗糖尿病分子である。肥満や2型糖尿病ではアディポネクチンの血漿中濃度が低下し、マウスではアディポネクチンを補充してやると耐糖能異常や脂質異常症が改善されることが報告されている。今回、横山茂之(理化学研究所および東京大学)たちはヒトのアディポネクチン受容体AdipoR1とAdipoR2について、それぞれ2.9 Åと2.4 Å分解能での結晶構造を報告している。これによって得られた構造情報と機能情報は、肥満関連疾患の治療に使うアディポネクチン受容体アゴニストの開発と最適化の助けとなるだろう。

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