Nature ハイライト

生理:重金属を集める植物

Nature 453, 7193

モデル植物として使われるシロイヌナズナ(Arabidopsis)の仲間は、重金属の多い環境での生育力が種によってさまざまであり、それは進化による適応の結果らしい。Hanikenneたちは、シロイヌナズナ属のハクサンハタザオ(A. halleri)が、HMA4遺伝子を複数コピーもっており、この遺伝子の調節因子に変化が蓄積していて、そのために極限条件下で生き残れることを明らかにした。今回の結果は、金属汚染土壌の生物機能による環境修復に役立つと考えられる。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度