Nature ハイライト

細胞:老化とがんをつなぐもの

Nature 451, 7178

デアセチラーゼであるSIRT1は、酵母の寿命決定に重要な役割を担うSir2タンパク質の哺乳類版で、さまざまな細胞機能や、おそらくは腫瘍形成や老化にも関係していると考えられている。SIRT1を調節する因子類はよくわかっていないが、今回2つの研究グループが、腫瘍抑制因子DBC1がSIRT1の負の調節因子であることを報告している。ヒト細胞では、DBC1はSIRT1を抑制することにより腫瘍抑制因子p53のアセチル化を増大し、p53を介するアポトーシスを促進する。

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