Nature ハイライト

Cover Story:化学顕微鏡法:化学反応による発光が細胞の超解像撮像を可能に

Nature 657, 8130

蛍光顕微鏡法により、生細胞内の分子過程を高解像度で撮像できるようになったが、外部光源を必要とすることが問題となる場合がある。これに代わるのが、化学反応によって生じる発光を使い、外部光源を不要にする方法である。しかしこの手法には、分解能が限られるという問題がある。今週号でJ Fengたちは、生細胞を、三次元(3D)で、レーザーを用いず、高感度かつ長時間にわたって撮像できる、化学反応に基づく超解像撮像の枠組みによって、この問題に取り組んでいる。著者たちは、電気化学発光、化学発光、生物発光を用いる系でこの手法を検証し、そのいずれでも、従来可能であったものよりはるかに高い分解能の画像を得ることに成功した。表紙の画像はその1例で、暗所における3D微小管ネットワークの化学発光撮像に、この枠組みを適用して得られたものである。

2026年9月3日号の Nature ハイライト

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