Nature ハイライト

免疫学:遺伝子治療によるHIV母子感染予防の新戦略

Nature 645, 8082

今回、遺伝子治療を用いてHIVの母子感染から乳児を守る新たな方法が探索された。HIV阻害抗体を搭載したアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターをサルの新生仔へ接種したところ、この単回注射でHIV様ウイルス(サル–ヒト免疫不全ウイルス〔SHIV〕)に対する長く持続する防御が得られた。これは、ヒトでHIVの母子感染を防ぐ有望な戦略であることを示唆している。

2025年9月25日号の Nature ハイライト

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