Nature ハイライト

分子生物学:古典的なストレス応答とは別の仕組みでエネルギーを維持する

Nature 641, 8065

今回、「split」統合的ストレス応答(s-ISR)と命名された、細胞の新規なストレス応答経路が報告されている。この経路の特徴は、eIF2αのリン酸化が起こらずにeIF2B活性が低下することで、こうなるとeIF4E–ATF4–PCK2軸が活性化されて代謝的な適応が可能になる。s-ISRはカノニカルなISRとは別物で、さまざまなヒト疾患に関わっている可能性がある。

2025年5月29日号の Nature ハイライト

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