Nature ハイライト

視覚:ものの見つけ方

Nature 442, 7104

人は普通、雑然とした画像の中から一貫性のある部分を楽に見つけ出すことができ、これは対象認識に欠かせない作業である。しかし、コンピューターアルゴリズムは、自然な視覚条件下でこの作業をあまりうまく行えない。その理由の1つは、これまでの取り組みが、画像上の局所的な演算だけによっていたためである。今回、画像中の目立つ部分をすべて解析し、階層性をもった構造に再構築する画像セグメント化戦略に基づく新しい方法が開発された。この方法は、従前のやり方に比べて速くて正確なのに、得られるアルゴリズムはむしろ簡単である。これは、大きなデータベースの中からターゲットと一致する対象物を見つけ出すのにこのアルゴリズムを使ってみて、実際に証明された。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度