Nature ハイライト

量子情報:大規模量子コンピューターの実現へさらに前進

Nature 626, 7997

量子誤り訂正を通して複数の物理キュービットに量子情報を符号化することによる情報の保護が、大規模量子コンピューターの実現への道であると考えられている。しかし、誤り訂正量子コンピューターの実証は、実用上のオーバーヘッドのために今のところ小規模なものに限定されている。今回D Bluvsteinたちは、物理キュービット(個々に捕捉された中性原子)を280個用いて、完全に誤り訂正された量子レジスターの動作を報告している。このプラットフォームの区画化されたアーキテクチャーによって、原子の移動、操作、読み出しが可能になるとともに、さまざまな誤り訂正コードが実現され、このコンピューターのアルゴリズム性能の能動的な向上が示されている。

2024年2月1日号の Nature ハイライト

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