Nature ハイライト

医学研究:FXRの阻害によるSARS-CoV-2感染制御の可能性

Nature 615, 7950

F Sampaziotisたちは今回、ファルネソイドX受容体(FXR)がアンギオテンシン変換酵素2(ACE2)転写の調節因子であり、オルガノイドやマウスにおいてFXRを標的化することで、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染を軽減できることを示している。後ろ向きレジストリデータから、FXR阻害薬であるウルソデオキシコール酸(UDCA)を服用した肝疾患患者は、その治療を受けていない患者よりも重症度は低いことが示唆された。

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