Nature ハイライト

プラズマ物理学:卓上加速器で実証された自由電子レーザー発振

Nature 605, 7911

今回R Pompiliたちは、長さ3 cmの粒子ビーム駆動型プラズマ航跡場加速器による自由電子レーザー(FEL)発振について報告している。この装置設定では、電子バンチを用いて水素プラズマ中の航跡場を駆動しており、後続の第2の電子バンチが、航跡中の電場によって強く加速される。加速されたビームのコヒーレンスは自己増幅された自然放出を起こすのに十分であり、これによって、コヒーレントな赤外放射が放出される。この成果は、ビーム駆動型プラズマ加速器に基づくFELの原理証明である。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度