Nature ハイライト

光学・フォトニクス:汎用3D撮像プラットフォーム

Nature 590, 7845

機械が物理的世界をマッピングしてそれと相互作用するには、正確な三次元(3D)撮像が不可欠である。多くの3D撮像技術が存在するが、それぞれ特定の用途に対応していて、デジタルCMOS(相補型金属酸化膜半導体)イメージセンサーほどの幅広い用途とインパクトを実現できたものはまだない。今回R Nicolaescuたちは、シリコンフォトニクスを用いて、高性能だが小型で安価に大量生産できる3D撮像用の光検出測距システムを実証している。このシステムは、3D撮像用途の大半の要求を満たす可能性があるため、3D撮像用のCMOSイメージセンサーに相当するものもすぐに実現されそうである。

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