Nature ハイライト

生態遺伝学:異なる気候でシロイヌナズナのゲノムが受ける選択

Nature 573, 7772

D Weigelたちは今回、スペインとドイツの2つの野外研究施設で、517のシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)系統を用いて異なる気候をシミュレートする実験を行った。そして、得られたデータセットを解析することで、ゲノム規模での自然選択のパターンや、そうした選択の環境の違いとの相関を調べた。著者たちはまた、シロイヌナズナのゲノムが受ける環境に関連した選択のシミュレーションを行い、こうした手法が、植物ゲノムが受ける気候変動に駆動される選択を予測するための原理証明方法となると提案している。

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