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グローバルヘルス:肥満の増加は先進国で横ばい状態となり発展途上国で加速している

Nature 653, 8114 doi: 10.1038/s41586-026-10383-0

肥満に関する世界的な報告は通常、数十年にわたる比較に基づいており、その動態についての粒度の高い体系的な解析は不足している。本研究で我々は、2億3200万人の参加者についての身長と体重の計測データを含む4050件の集団に基づく研究を用いて、1980〜2024年の肥満についての世界規模の動態を評価した。多くの高所得国では、1990年代を通して学齢期の児童と青少年の肥満の増加が減速し、その後、それらの国のほとんどで肥満率が20パーセントポイントの範囲(日本、デンマーク、フランスの女子の3〜4%から米国の男子の23%まで)で横ばい状態となった。2000年代以降、一部の高所得の西側諸国(例えばイタリア、ポルトガル、フランス)では、児童・青少年の肥満にわずかな減少傾向が見られた。同様の傾向は、中央ヨーロッパと東ヨーロッパの一部の国々でも見られた。成人では、高所得の西側諸国において、小児から約10年遅れて肥満の増加が減速し始め、その後、一部の国(例えばスペイン)では横ばい状態となるか、わずかに減少に転じた。ほとんどの低・中所得国では、肥満率は既に高所得諸国を上回っているにもかかわらず、肥満率の年間絶対変化は、時間の経過とともに一定のままか、増加していた。これらの非常に多様な動態は、さまざまな食品の利用可能性、価格の手頃さ、摂取に影響を与える社会的、経済的、技術的な動向が、高所得国における肥満増加を抑制するのに役立ってきた可能性があることを示唆する一方で、低・中所得国では政策介入が必要であることを示唆している。

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