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古生物学:不可解な恐竜クレードの進化史を書き換えるアルゼンチンの化石

Nature 652, 8112 doi: 10.1038/s41586-026-10194-3

アルヴァレスサウルス上科は、主に小型の獣脚類恐竜からなる謎の多いクレードで、その大部分はアジアと南米のジュラ紀から白亜紀の地層から見つかっている。後期白亜紀のアルヴァレスサウルス上科恐竜は、掘削に適応した特殊な前肢、微小な過剰歯、高度な感覚能力を備えており、アリ食性であったと解釈されている。アルヴァレスサウルス上科恐竜は、食性の特殊化と相まって進化的小型化を遂げたという仮説が立てられている。南米で断片的に発見されている複数のタクソンは従来的に、後期白亜紀のアジアのサブクレード(下位分岐群)であるパルヴィカーソル亜科に対する側系統群として配置されており、その不連続な分布は分散によって説明されてきた。今回我々は、アルヴァレスサウルス上科恐竜Alnashetri cerropoliciensisの新たな骨格について報告する。この標本は、我々の知る限り、これまでに南米で発見されたアルヴァレスサウルス上科のタクソンの中で最も完全かつ最小のものである。我々はまた、北半球で過去に発見されたタクソンの中から、2種のアルヴァレスサウルス上科恐竜を見いだした。系統解析の結果、Alnashetriは非アルヴァレスサウルス科の基部に位置付けられ、南米のタクソンの多系統性が示された。今回新たに特定された一連のタクソンと合わせて、我々の生物地理学的解析から、アルヴァレスサウルス上科恐竜のパンゲア超大陸における祖先的分布が推定され、このクレードの初期史においては分断分布が支配的であったことが示唆された。Alnashetriが、より大型の近縁種の中で初期に分岐した系統に位置することで、アルヴァレスサウルス上科における体サイズ進化の最適モデルが修正された。すなわち、進化的小型化を支持する証拠ではなく、むしろ狭い範囲の体サイズ内での反復進化を裏付ける証拠が見いだされたのである。

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