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遺伝学:調節因子から、プログラム、そして形質への遺伝子効果の因果モデル化
Nature 650, 8101 doi: 10.1038/s41586-025-09866-3
遺伝的関連解析は、遺伝子からヒトの形質や疾患に至る因果関係候補を特定するための独自のツールとなる。しかし、ほとんどの関連の根底にある生物学的メカニズムを決定することは難しく、また我々は、遺伝子から細胞機能、そして形質までの因果的機構経路を推定するゲノム規模の手法を持たない。今回我々は、この空白部を埋めるために、機能喪失型変異統合解析から得られた遺伝子–形質関係の定量的推定値を、関連する細胞種におけるPerturb-seq実験から推定された遺伝子調節ネットワークと組み合わせる手法を提案する。我々は、これら2種類のデータを組み合わせることで、遺伝子群と1形質の方向性のある関連が、生物学的プログラムに及ぼす調節性の効果あるいは形質に及ぼす直接効果によって説明され得る因果グラフを構築することを目指す。概念実証として、3つの部分的に共制御される血液関連形質を、有機的に制御する遺伝子調節構造に基づく因果グラフを構築した。我々は、形質に関連する細胞種における摂動研究と、形質の遺伝子レベルの効果サイズを組み合わせることで、遺伝的関連と生物学的メカニズムの間の空白部を埋められると提案する。

