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環境科学:陸域と海洋から大気へのマイクロプラスチックの放出

Nature 649, 8099 doi: 10.1038/s41586-025-09998-6

マイクロプラスチック(MP)は全球的な汚染物質であるが、大気中のその分布はよく分かっていない。大気中のMPの測定はより多く行われるようになっているが、大気への放出の見積もりは桁単位で異なる。今回我々は、全球の大気中MPデータセットをまとめて、それを粒径を整合させたMPモデルシミュレーションと比較した。我々のモデルシミュレーションの結果は、全球の大気中MP濃度測定の中央値が、2桁から4桁過大評価されていることを示している。海洋上空の濃度の測定中央値は1 m3当たり0.003粒子で、これは陸域上空の0.08粒子という値の27分の1である。我々は、単純なスケーリング手法を適用して、海洋からの放出量は陸域からの放出量より数の上では少ないと見積もった。全球の陸域からの放出量は1年当たり6.1 × 1017(1.3 × 1017〜1.1 × 1018)粒子、海洋からの放出量は1年当たり2.6 × 1016(2.7 × 1015〜5.0 × 1016)粒子である。今回の結果は、大気へ放出されるMP粒子がこれまで考えられていたより少ないことを示している。陸域の放出源は、数では支配的だが質量では支配的でなく、MP放出の粒径分布をさらに調べる必要があることを示している。

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