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人工知能:人工知能ツールは科学者のインパクトを拡大するが、科学の焦点を縮小させる

Nature 649, 8099 doi: 10.1038/s41586-025-09922-y

人工知能(AI)の開発は科学的発見を加速させてきた。近年のAI関連研究のノーベル賞受賞と並行して、これらの傾向は科学におけるAIツールの役割を確立している。こうした進歩は、AIツールが科学者個人と科学全体に与える影響について疑問を提起し、個人的利益と集団的利益の間の潜在的な対立を浮き彫りにしている。今回我々は、これらの疑問を評価するために、事前訓練した言語モデルを用いてAI拡張型研究を特定した。このモデルの、専門家がラベル付けしたデータに対する検証でのF1スコアは0.875であった。本論文で我々は、自然科学分野全体にわたる、AIのさまざまな時代を網羅する4130万編からなる研究論文のデータセットを用いて、科学者によるAIツール採用が加速していること、そして、AI利用に関連して一貫性のある専門的優位性がある一方で、科学的焦点が集団として狭まっていることを示す。AI拡張型研究に従事する科学者は、そうでない科学者と比べて論文発表が3.02倍多く、被引用数が4.84倍多く、研究プロジェクトのリーダーになるのが1.37年早かった。対照的に、AIの採用により、研究された科学的テーマの総量は4.63%減少し、科学者同士の関与を22%減少させていた。結果として、科学におけるAIの採用は一見して矛盾しているように思われる。つまり、AI拡張型研究が、集合的にデータが最も豊富な分野へと移行するため、個々の科学者のインパクトは拡大するが、集合としての科学研究の到達範囲は縮小するのである。後続研究間の相互引用が減少する中、AIツールは新たな分野を探索するというよりも、確立された分野の自動化をしているようであり、個人的な成功と集合としての科学の進歩との間の葛藤を浮き彫りにしている。

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