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細胞生物学:減数分裂の際には二重ホリデイジャンクションの保護によって染色体交差が確実に起こる
Nature 647, 8090 doi: 10.1038/s41586-025-09555-1
交差型組換えを介して形成された染色体の結合は、減数分裂の際の相同染色体の正確な分離に非常に重要である。DNA組換え事象には、減数分裂時の染色体の構造成分が関係している。必要不可欠なのは、シナプトネマ複合体(SC)中で二重ホリデイジャンクション(dHJ)中間体の交差の際に偏った解離が起こることである。SCは減数分裂特異的な構造で、太糸期に見られる相同染色体の末端から末端までの対合を仲介する。しかし、dHJの交差特異的な解離にSCが果たす役割は解明されていない。今回我々は、重要なSC成分が従属的関係、また相互依存的関係を介して働いて、dHJが交差を伴わない産物へと異常に解離されてしまうのを防いでいることを明らかにする。条件的除去実験によって、太糸期に対合とdHJに関連する交差型組換え複合体(CRC)の両方を維持するには、SCの側面成分の核であるコヒーシンが必要なことが明らかになった。またCRCの維持には、SCの中央領域を横切る繊維タンパク質も必要である。逆に、SCの中央領域の安定性には、CRCが継続的に存在して、対合をdHJの形成に、また不対合を解離に効率良く共役させることが必要である。しかし、dHJの保護とCRCの維持は、SCの中央領域の中央要素による端から端までの相同染色体対合がなくても起こり得る。これらの結果から、交差特異的なdHJの解離が起こって相同染色体の結合と分離が確実に行われるには、SC成分の局所的な集合体だけで十分であると我々は結論する。

