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免疫学:ミエロペルオキシダーゼはクロマチンを好中球細胞外トラップへ変貌させる

Nature 647, 8090 doi: 10.1038/s41586-025-09523-9

好中球は最も豊富に存在し、生体毒性を持つ免疫細胞であり、恒常性維持のために、核DNAを細胞外空間に放出する。好中球細胞外トラップ(NET)と呼ばれる、このようなタンパク質修飾された脱凝縮DNAの足場は、感染を抑制し、血液凝固、自己免疫、がんに関与している。本論文で我々は、好中球で高発現するタンパク質であるミエロペルオキシダーゼ(MPO)が、ヌクレオソームを分解してNETの形成を促進するとともに、細胞外ではNETに安定的に結合する仕組みを示す。我々は、このMPOのオリゴマー状態が両方の結果をどのように制御するかについて述べる。MPO二量体は、片方のプロトマーを用いてヌクレオソームDNAと相互作用すると同時に、もう片方のプロトマーでヌクレオソームの酸性パッチに結合する。その結果、二量体MPOはDNAをコア複合体から引き離し、最終的にヌクレオソームの分解を引き起こす。一方、MPO単量体はヌクレオソームの酸性パッチと安定して相互作用するが、DNAと同時に接触することはなく、これは、単量体のMPOがNETに結合してライセンシングし、細胞外空間での次亜ハロゲン酸の産生を誘導する仕組みの説明となる。我々のデータは、MPOのクロマチンへの結合は、クロマチンを非複製・非コード化状態に変換する特異的な分子相互作用により規定されていて、これが無細胞様式で新たな生物学的機能をもたらすことを示している。我々は、知る限りにおいて、MPOがクロマチンを免疫エフェクターに変換するタンパク質クラスの初めて見つかったメンバーであると提唱する。

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