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動物行動学:雄のキンカチョウの求愛歌の潜在的な適応度
Nature 628, 8006 doi: 10.1038/s41586-024-07207-4
鳴禽類における発声の学習は、雌の選好性が雄に多種多様なさえずりのレパートリーを発達させるという性選択によって進化したと考えられている。しかし、鳴禽類には、一生の間に1種類のさえずりしか学ばない種も多い。性選択がどのように単一のさえずりレパートリーを進化させるのかは明らかにされていない。今回我々は、キンカチョウ(Taeniopygia guttata)のさえずり行動に次元削減法を適用することで、シラブル(音節)の低次元特徴空間における広がりが、単一のさえずりがどのように適応度の正当な指標として機能するかを説明することを示す。我々は、キンカチョウでは行動のこのゲシュタルト的な基準がさえずりのシラブルの時間スペクトルの独自性を捉えていること、雌は潜在空間をより大きく占めるさえずりを強く選好すること、そして、若い雄にとっては低次元空間の経路長を合わせるのが難しいことを見いだした。今回の知見は、鳴禽類において単純な発声のレパートリーがどのように進化したかを明確化するとともに、性選択が発声の学習をどう方向付け得るかに関して異なる戦略を示している。

