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医学研究:動員された筋膜による深い創傷のパッチ修復
Nature 576, 7786 doi: 10.1038/s41586-019-1794-y
哺乳類は瘢痕を形成して素早く創傷に封をし、生存を確保するが、その機構はまだ完全には解明されていない。今回我々は、皮膚の瘢痕が、皮下筋膜内であらかじめ形成されているマトリックスに由来することを示す。運命マッピングとライブ画像化から、創傷を受けた後に筋膜の繊維芽細胞が皮膚の表層へと上がってきて、周囲のゼリー様の細胞外マトリックス(埋め込まれた血管、マクロファージ、末梢神経などを含む)を引き込み、一時的なマトリックスを形成することが分かった。筋膜繊維芽細胞を遺伝学的に除去すると、マトリックスの創傷へのホーミングが妨げられて不完全な瘢痕を生じたが、筋膜繊維芽細胞が上に移動できないように不浸透性フィルムを皮膚の下に配置すると、慢性的な開放創につながった。このように筋膜には、見張り番として働く繊維芽細胞の特殊化した既製のキットが含まれており、これらは可動性のシーラント中に埋め込まれていて、創傷の治癒に必要とされる多様な細胞タイプとマトリックス構成要素を共に組み立てている。我々の知見は、慢性的および過度の皮膚創傷は、筋膜マトリックスの可動性に起因する可能性を示唆している。

