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神経科学:選択、運動およびエンゲージメントの符号化のマウス脳全体にわたる分布
Nature 576, 7786 doi: 10.1038/s41586-019-1787-x
視覚、選択、運動、行動的エンゲージメントは、複数の脳領域にわたって分布している可能性のある神経活動から生じる。今回我々は、こうした過程の基盤にあるニューロンの空間分布を明らかにする。我々は、視覚弁別課題を実行中のマウスで「ニューロピクセル」プローブを用いて、42の脳領域内にある約3万個のニューロンから記録を採取した。マウスが運動を開始したとき、ほとんど全ての領域のニューロンは非特異的に応答した。対照的に、視覚刺激と次に行う選択を符号化するニューロンは、新皮質、大脳基底核、中脳の限られた領域に見られた。選択の信号はまれであり、領域間で区別できないタイミングで発生した。中脳のニューロンは、対側の選択をする前に活動し、同側の選択をする前には抑制されたのに対し、前脳のニューロンではどちら側でも活動した。脳全体にわたる刺激前の活動は、個々の試行や課題全体でエンゲージメントに先立って見られ、エンゲージメント中は皮質下活動が亢進していて、新皮質活動は抑制されていた。これらの結果は、行動に関連した諸変数を符号化するニューロンのマウス脳全体にわたる分布についての構成原理を明らかにするものである。

