Perspective

電子工学:ニューロモルフィック・コンピューティングによるスパイクに基づく人工知能に向けて

Nature 575, 7784 doi: 10.1038/s41586-019-1677-2

脳に似た「スパイク発火」の計算的枠組みに導かれるニューロモルフィック・コンピューティング、すなわち機械知能のための脳に着想を得たコンピューティングは、コンピューティング・プラットフォームのエネルギー必要量を減らしながら人工知能を実現するのに有望である。この学際的な分野は、生物学的な神経の日常的活動をシリコン回路で実行することから始まったが、その後進化を遂げ、スパイクに基づく符号化とイベント駆動型の表現によるアルゴリズムのハードウエア実装を含むに至っている。今回我々は、ニューロモルフィック・コンピューティングのアルゴリズムとハードウエアの開発について概説するとともに、学習とハードウエアの枠組みの基本について取り上げる。さらに我々は、ニューロモルフィック・コンピューティングの主要な課題と将来の展望を、アルゴリズムとハードウエアの協調設計に重点をおいて検討する。

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