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生理学:腸管の上皮細胞間T細胞は代謝を調整して心血管疾患を促進する
Nature 566, 7742 doi: 10.1038/s41586-018-0849-9
食餌の摂取に対する生化学的応答は正確に調節されなければならない。摂取された糖質と脂質は多くの同化経路や異化経路に送り込まれるため、我々の体がどのように栄養素を扱うかは、戦略的に配置された代謝センサーがその食事に固有の栄養価を中間代謝と結び付ける働きに依存している。今回我々は、インテグリンβ7+内在性腸管上皮細胞内Tリンパ球(内在性IEL)という、小腸の腸管上皮細胞層全体に散在する免疫細胞のサブセットが、全身の代謝を調節していることを明らかにする。内在性IELを欠くインテグリンβ7−マウスは代謝活性が異常に高く、高脂質で高糖質の食餌を摂取した場合に、肥満、高コレステロール血症、高血圧、糖尿病、アテローム性動脈硬化に抵抗性であった。さらに、内在性IELが存在しない場合の心血管疾患からの保護は、腸管内分泌細胞由来のインクレチンGLP-1に依存することが分かった。GLP-1は通常、GLP-1受容体の発現を介してIELにより制御されている。この代謝制御系では、IELは、GLP-1のバイオアベイラビリティーを制限するゲートキーパーとして機能し、腸管内分泌活性を調節していることが分かった。IELの機能は食餌が不十分な際には有利に働く場合があるかもしれないが、高脂質で高糖質の食餌が過剰に存在する現状では、こうした代謝チェックポイントは健康に有害となる。

